花柄模様がカッティングされた大正時代の切子グラス２個です。 透明ですが薄く黄色味を帯びたアンティーク感のあるグラスです。 円のカッティングは花弁でしょうか、その円は全体がフラットに研削加工されているのではなく、横細線で円が作られているようです（写真３）。 グラスには、使用によると思われる汚れやキズ、欠けやヒビなどはほぼありませんが、小さな気泡が僅かに、一方のグラスの底に製作時に生じたと思われる何か？が見られますが、表面に現れた欠損ではなく、製作時にガラス内部に閉じ込められたものと思われます（写真５、６、９赤矢印）。 ２個の大きさ（㌢）重さ、容量に差はほとんどなく次の通りです。 高さ９．１、口径５．３、底径４．４／ 重さ７８㌘、容量９０㎖（口近く）／ 大正時代の花柄の切子グラス２個です。一方のグラスの底に製作時に閉じ込められた何かが、これ以外は汚れや損傷のほとんどない良好な状態のグラスです。容量が口近くで９０㎖、一般的なショットグラスより多く、タンブラーグラスよりは少なく、何グラスと呼ぶのかわかりませんが、お酒とともにアンティーク感も味わっていただければ幸いです。